偽ライカ礼賛
僕の街撮りカメラはフジのX100だ。
どことなくLeicaに似せたデザインがお気に入りである。
発売されて8年経つが性能に不足は感じない。
Leicaを買う機会は何度かあったが、レンジファインダー機の二重像でピントを合わせる、あれが大嫌いで手にすることはなかった。
Leica-Qはピントがオートになり、あのへんてこりんのピント合わせが不要となったので欲しいカメラだった。
しかし、父親が亡くなったり、自分の仕事リタイヤなどが重なり、購入のタイミングを失ってしまった。
家にあるカメラとレンズでLeicaのロゴが入ったものは、panaのLeica 15mm f1.7が唯一である。
今日もX100を持って街を散歩する、なかなか良い写真が撮れない、これはカメラが悪いわけでなく僕の撮る腕が悪いのである。
シルバーなX100
僕が高校の写真部時代、カメラはほとんどシルバーボデイだった。
ブラックボデイは定価が数千円高く設定されており、普通は大体安いシルバーを選択する。
写真部に入部した時、所有していたカメラは3台、メインはminoltaSR-1にオートロッコールPF55mmf2.0の標準レンズをつけていた。サブは中学の時に使っていたオリンパスPen EES、あとは時たま父親所有のYashia-Dという二眼レフを使っていた。
二眼レフはグレーに塗装されていたが、他の2台はシルバーボデイだった。
デジタルカメラの時代になって、カメラはブラックボデイが主流となり、シルバーは特別バージョンとなってしまった。
ただ、fujifilmのXシリーズはシルバーのX100から始まったからなのか、シルバーとブラックが最初からラインナップされている。そして僕が使っているX100はシルバーである。
街中でスナップを撮る時はカメラが目立たないようにブラックボデイを使うのが常套かもしれないが、僕は別に気にしていない。